Office365日備忘録

職場で365日過ごして得た知識や情報の備忘録。主にOffice365、PowerShellなど。

OWAにて「エラー Microsoft.Exchange.Data.Storage.UserHasNoMailboxException」の対処法

新規でアカウント作成したあと、「エラー Microsoft.Exchange.Data.Storage.UserHasNoMailboxException」と表示され
Outlook Web App(OWA)にサインインできない事象が発生した時の対処法。

結論から書きます。
アカウント作り直してください。


この情報書くためにブログ始めたと言っても過言ではない。
調べても全然出てこないから、自ら発信してやろう、と。
以下、だらだら書きます。

【2014/11/21 追記】メールボックスが作られてない場合でも発生するようです。
その場合は、管理者がメールボックスの割り当てをすればいいだけです。

 
症状
Outlook Web App(OWA)にサインインを試みると、
「問題が発生しました」と表示され、サインインできない。

エラーメッセージの詳細
X-OWA-Error: Microsoft.Exchange.Data.Storage.UserHasNoMailboxException
X-OWA-Version: 15.0.918.8
X-FEServer: XXXXXXXXXXXX
X-BEServer: XXXXXXXXXXXX
Date: 2014/XX/XX XX:XX:XX


Microsoftに問い合わせたんですが、解決までの作業がとてもめんどくさかったんですよ。

Microsoftに、以下の PowerShell コマンドを実行して、
事象が発生しているアカウントの情報を取得して送ってほしいと言われる。

・Get-MsolUser -UserPrincipalName
・Get-User -Identity
・Get-Mailbox -Identity
・Get-Recipient -Identity

で、送るとサインインできるようにしてくれるんだけど、アカウントが複数あると
もちろん複数分取得して送らなきゃいけないからまーーーめんどくさい。

で、どう処理してサインインできるようにしてるか聞いたんですが、送ったアカウント情報を
Microsoft USに送って、Microsoft USに処理してもらってるとのこと。

その処理方法教えてくれれば、こっちで対応できるのに
Microsoft USから情報開示されてないため教えられないとのこと。

うーーん、まぁそう言うんなら仕方ない。

そこで、何か方法はないかと考えていたんですが、
ふと、事象が発生しているアカウントにメール送ってみたら送れずに返ってくるんで、
もうアカウント削除して作りなおした方が早いわ。という結論になりました。
作り直すことで「今まで受信したメールを消してしまうのでは」という懸念材料が無くなったし。


んで、同じ事象が発生しているアカウントがあるかどうかの確認方法ですが、
次回書きます。

 

Microsoft曰く、「Microsoft.Exchange.Data.Storage.UserHasNoMailboxExceptionと出ているからと言って、一概に同じ現象とは言えない」らしいです。ですので、もしアカウント削除し作り直す場合は必ずメールが送れないことを確認した方がよいです。